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若い世代にも知ってもらいたい!お中元のルール・マナーについて

こんにちは
irodori編集部のツッチーニです。

前回の記事ではお中元の起源や歴史を調べて紹介させていただいた。
今回はいざお中元を贈ることにした際に知っておきたいルールやマナーについて紹介してみる。
ひとまずはこれさえ押さえておけば安心、といった内容をまとめたのでご参考いただければ幸いである。

前回の記事はこちらから⬇
知ってお得な豆知識!お中元はどのようにしてはじまった!?

現代におけるお中元のルールとマナー

贈る時期は地域によってちがう

お中元は1年の上半期の感謝の気持ちを込めて7月はじめから15日の間に贈ることが一般的である。ただし、近年は7月に集中して届くことを避ける意図から6月中旬から贈りものをはじめる事も多くなったようだ。

また、お盆の行事を月遅れで行うところではお中元も月遅れで贈ることが多いと言われている。関東地方では、お盆は月遅れで行い、お中元は7月15日までに贈ることが多い。

挨拶状は関係性や相手によって柔軟に対応

本来はお中元の品を相手に直接お届けするのが基本だが、デパートや産地から直送するケースも増えている。

直送する場合は、「心を込めた贈り物」であることが伝わるように別便で挨拶状を出すと良いだろう。

また、お中元を受け取った際にはすぐに礼状を書いて送るのがマナー。電話で直接声を届けたり、メールなどインターネットを使ったカジュアルなやり取りで十分な場合もあるので、相手との関係性で適度なツールを使って気持ちを伝えたいものだ。

熨斗(のし)・表書き

お中元につける熨斗は、紅白奇数本の水引であわび結びや蝶結びのものを使う。もっとも一般的なのがあわび結びで、慶事(けいじ)だけでなく弔事や仏事などにも使う。蝶結びはあわび結びよりも簡単なので、身内や格式張らない相手に使われる。

注意しなければならないのは、決して結び切りを使用しないこと。結び切りは繰り返してはいけないお祝い事に使われるので、結婚のお祝いには向くが、お中元に結び切りの水引をかけると「もう二度としない」という意味にとられてしまうおそれがある。

表書きは「御中元」や「お中元」とする。もしもお中元を贈る時期が遅くなってしまった場合は「暑中御伺」として贈り、暦上では立秋を過ぎても残暑が厳しい時などは9月初旬までは「残暑御伺」の表書きでお届けする。

お中元をいただいた際は基本的にお礼状の送付のみでお返しは不要だが、何かお返しする場合は、お返しとは書かずに「お中元」と表書きして半額程度のものを目安に贈るのがよいとされている。

【まとめ】マナーひとつで感謝の気持ちが伝わる


以上、今回はお中元のルール・マナーを紹介させていただいた。
若い世代の人たちにとっては馴染みのない慣習になりつつあるが、調べてみるとなかなか興味深い文化であることがわかった。

お中元という言葉に少し身構えてしまいがちだが、大切な人に普段からの感謝の気持ちを伝える為の手段と思って今年から始めてみるのも良いのではないだろうか。